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HP星鏡宮より:「雅楽:舞と奏」
貴徳(きとく)--右方走舞。左方の武舞・散手破陣楽の答舞。
貴徳は、右舞の林邑八曲の1つ。林邑とはベトナムのこと。 平安時代に粛清人という渡来人が伝えたとされる渤海舞である。
舞のテーマはシベリアの王である。紀元前60年、北方騎馬民族の 勇猛な王・日逐王先賢が漢に入り、 帰徳候となった様子が描かれている。
貴徳の面は、白い肌色で、鼻が高く、勇ましい顔で描かれる。
貴徳は、右方の武舞「散手」の答舞である。従って1人舞であり、 舞い手は太刀をおび、鉾をもって武舞に近いいでたちである。
散手に匹敵する、動きの激しい難しい舞だ。王者の 風格がただよう舞いともいわれる。 最後には 鉾に加えて、帯びている太刀を抜刀して舞う。
散手も貴徳も、高貴な王族の舞である。
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