ドラゴンクエスト5・天空の花嫁
ドラゴンクエストは、初めて、徹底的なテストプレイ
を行い、プレイヤーたちの意見を、製作現場のこだわりよりも優先させた
ゲームとして知られる。ゲームバランス(レベル上げを楽にする)のために、
第1作が、発売直前に延期となったのは、もう伝説だよね。
なぜこのキャラがこんな不自然なことする?といった
率直な疑問や、聞いてて腹がたつような台詞はまずでてこない。
それなら。このドラゴンクエスト5のテストプレイヤーに女性は
いなかったの?女性がこのゲームを良しとするはずがない。
私は女性よ。なんで奥さんなんか選ばなきゃいけないの?
選ぶなら旦那さまだよ!
他のゲームならこんな文句いわない。これが多くの20代30代の
ゲーマーたちが、8年間愛し続けたドラゴンクエストだから、言うの。
ドラゴンクエストが、こんなこと...女性ゲーマーを無視するなんて、
しちゃいけない。
さて、ゲームの中身は、そりゃ、おもしろかったですよ。
勇者ってどんな人?実は職業らしい。ドラゴンクエスト以降、ドラクエの主人公が
だいたいその職業に
なるが、他のRPGでも職業として使われるようになった。剣技にたけ、魔法も適当に使える人
らしい。で、ドラクエ5、勇者が主役ではなく、魔物使いという奇妙な人が主役。
1993年発売、スーパーファミコンになった初のドラクエ。いきなり「どれい」で始まる
主人公。かなりきっちり物語ができており、自由度はそれほどはないにもかかわらず、
このドラクエ5はものすごく自由なシステムに感じるのだ。それはなんといっても、女神転生
みたいな仲魔システム。あああれが味方にいれば、、、、とながめていたスライムベホマズン
なんかも運がよければ、戦闘後仲間に加わってくれるのだ。これ、私には最高。皆ニフティ
で自分たちの怪物せいぞろいパーティ自慢をしたものだった。踊る宝石3体とか、血と汗と
涙で仲間にしたはぐれメタルとか....。
で、天空の花嫁の副題のとおり、主人公は途中で結婚して所帯持ちになり、妻や子供と
戦闘です...。私は即座に妻子をパーティからはずし、思い出さない
ようにして魔物パーティで歩き回っていました。
モンスタースカウトシステム、とっても面白かった。でも、でも、このドラクエ5は最低
点を私はつけた。何が悲しゅうて、ゲームの、特にRPGの世界で所帯なんぞもたにゃならん
のでしょうか。こんな現実を思い出させるような設定をドラゴンクエストがやるなんて....
あと女性プレイヤーを見すてた気がして、ますます点が悪くなりました。
何しろ、「夢と人」を台詞のみで描いたRPGクロノトリガー(スクエア)が、同じ頃に発売されたもんで....堀井さん、クロノトリガーの方がずっとよかった。
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