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HP星鏡宮より:「雅楽:舞と奏」
能とは室町時代、民衆の踊りであった猿楽を、観阿弥・世阿弥が発展させた、 様式美大爆発の日本独自の舞です。
特に、能が発展し現在まですたれずに継承されたわけは、 能を理論的に芸術に位置付け、幽玄といわれる独自の境地の 名作を多く残した世阿弥の力によるところが大きいです。
面をつけた顔が見えぬ舞い手による、夢と幻の世界。 非常にゆっくりした歌と舞。ひっそりした古い東家、海辺など の枯れた舞台。身分をなかなかあかさぬ登場人物。 数回あらわれる幽霊。多くは悲恋となる、幽霊たちの語る 物語のてんまつ....これが世阿弥の世界です。
世阿弥の作品の1つ「清度」は、シテが武士の姿で 登場し、扇とともに刀をもって舞います。
本物の能の装束は、それぞれの時代の正装に近い ゴージャスなものですが、囃子と小道具はそのまま、シテが 衣装や面をつけず袴姿で舞うのが仕舞です。 仕舞が正式演目であることも多いです。
雅楽じゃないんですけどねw。
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