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ネタばれ注意!!ただし幻水1です!
■主人公--読んで字のとおり.赤月帝国の6将軍の1人テオ・マクドールの息子.おたずね者になってしまったのを機会に、反乱軍に参加する。
■グレミオ--主人公の母代わりの執事.
■クレオ、パーン--マクドール家住み込みの用心棒かな?主人公のお姉さんとお兄さんみたいなもの。
■テッドくん--マクドール家の居候。見たとこは主人公と同じ年にみえるが、300歳。
■オデッサ--解放軍リーダー。軍師シルバーバーグの姪。マッシュの妹。
■プレイヤー--ゲームやってる人.
■はじめに
幻水1は1995年、プレステソフトとしては初期に登場。バイオハザードが出る1年も前である。 レビュー誌がさわいだわけでもない。完全、口コミの人気だった。 プレステというより、それ以前の全TVゲームをひっくるめたとしても、衝撃のシナリオだった。 詳しくは幻水2のイイトコの1に同じ。これはゼッタイ同じ人が 書いてるね。
■宮仕え・最初の仕事はおつかい
私はそもそも中学時代に読んだ水滸伝のファンである。おかしいなあ。父マクドール将軍は 名将、皇帝もなんかいい人だ。水滸伝なんだから,主人公はお上にはつかえないはず。きっと 途中で宮仕えはやめるはずなのだが,いったいこの国の何が悪くて裏切るのか?
文章で動向を読ませるより、自分で市民にインタビューして彼らの気持ちを知る、というのは RPGの基本的状況説明の仕方である.では行って来ます....おつかい任務でよくわかりました。 水滸伝そのまんま、役人は極悪非道、市民怒ってます。
■テッドくん事件!皇帝、もうあんたには仕えない
皇帝の愛人?ウィンディにより、親友は惨殺(と思えたのだこのときは)、もはやゆるさん。 敵はウィンディではない!ウィンディ(+アホ役人)の横暴をほおっておくバルバロッサ皇帝である。 (プレイヤーの見解。でも幻水1についてはプレイヤーの見解=主人公の考え、といえる くらい共感できる。あなたもそう思ったでしょ、ぼっちゃん。)アホ役人がはなった追っ手まで きたし、もうぜんぜん未練無し、宮仕えはやめじゃ!坊ちゃん周辺はたいそう未練がありそう でしたけど().だから水滸伝なんだってば,ささあきらめましょう.
この時のグレミオーの言葉。とにかくぼっちゃんの心配ばかりする人なのに、ぼっちゃんの 身を危うくするかもしれないテッドくんを、大怪我してるとはいえ、かくまうよう進言するの である。そんなこといってるの身内でだってグレミオーだけ。なんという人でしょうか。 また、いい人だがテッドくんを密告するという、パーンの行動もかなりすごい。でもわかる。 この脚本家はだれ?この時点で、この脚本家がゲーム界に出てきたことにプレイヤーは 大喜び状態でありました。私も、創作ではありませんが、脚本家のはしくれ(のさらに はしくれかな^^;)ですので。
■さよならグレッグミンスター
主人公の持ってる武器は棒(こんという中国の武器です)だし、必殺技が暗黒系魔法 という、すごい設定。さすが水滸伝。しかしテッドくんからもらったとき、この紋章の 力はわからなかった。実は親しい人の魂を食べてレベルアップするのである。おい、おい、 これでは悪役みたいではないかあ。まあ、それが水滸伝か。正義はどこにもない。 聖なる勇者はこの世界にはいないのよ。
さてグレッグミンスターでの逃亡、涙がでるほとうれしいのが宿屋のマリーが かくまってくれたこと。必ずかりは返すわ、マリー!そして、ずうっとこれから先つきあう ことになるビクトールがどこからかやってくる。まさかこの先、こののーてんきな人と、 あの幻水2のひたすら負けつづける恐ろしい戦いをいっしょにすることになろうとは。
■解放軍リーダー・オデッサ
なかなかおちゃめなオデッサ。主人公たちを何者かも知らずに助けてくれる、 太っ腹なところはさすが。 しかし、彼女のすごさは、普通の女の子みたいな顔をしながら、本気で帝国軍と 戦争をするつもりで計画をたてている点。この時点で解放軍は半地下組織、 領土も軍隊もなし。考えるか?普通。しかしこの人の存在と考えは、主人公の 考えに大きく影響を与える。色々理想とか、あるだろうけど、何しろ本当に こういう人(オデッサ)が実在する、というのは重大なことなのだ。
結局彼女が戦争を想定して設計図を買い取り、工場も建設した火炎槍と、 遺言で依頼した軍師マッシュの存在が、後の解放軍の命運を決めたのである。 シルバーバーグの名のとおり、すごいおつむの女の子(24才だけど)でした。
■解放軍アジト壊滅
オデッサといっしょにサラディに火炎槍の設計図をとりにいき、宿屋に身包み はがされそうになりつつ任務は達成。しかし当時幻水なれしていなかったので、 このとき毒殺されかけた宿屋の番頭が,後に108星の1人として仲間になるなど、 想像もしなかったのだ。通常ゲームでは、金目当てに人を殺そうとするような 人は、最後まで悪党のままである.このゲームは挽回のチャンスが多数与え られている.
アジトがずうっと無事とは考えにくかったけど、オデッサまで殺されて しまう。この人が生きてたら主人公出番ないけど、惜しんでも惜しみたりない 死に方だった。ごめんね....フリック。オデッサはあなたに会いたがって いたのに。フリックはこのころのかなり ガキッぽい印象があるので、プレイヤーは2でも呼び捨てである()。
さてオデッサの遺言なんとかしなくちゃ。ゼッタイにかなえるからねオデッサ。 まずマッシュという人に会いにセイカにいく。マッシュはオデッサの兄。軍師だ! 水滸伝で軍師は必須、何がなんでもくどきおとさないと。話ここで終わるよ()!
■笑顔でリーダーに就任?
仲間になってくれたマッシュは、なぜか主人公にリーダーになってくれ、という。 なぜだ?テオ将軍の子供だから?オデッサが後継者に選んでいたことを知っていた? オデッサとのサラディでの会話(あなたは普通の人じゃない、リーダーになってくれる? って意味のようなことを言われる)を知っているプレイヤーだけは納得したんだけどーー、 フリックのいうとおりで 「なんであんたが?」っていう人のが多いようなきがするなあ()。いいの? みんな、心が広いなあ。ここで主人公ぜんぜん悩まず引き受けます(^^;;)。 あーーあ、父親は帝国6将軍の1人なんだぞ!ゼッタイ戦うぞ!
うーむ、オデッサと約束したからかな?いや、将軍の息子が解放軍にいる.... 主人公はその存在の証を、自分自身に対し求めたのかもしれないなあ。 もうあとにはひかないって。
■水上砦いただき
これから先、ストーリーを動かすのは軍師マッシュ・シルバーバーグである。 RPGの軍師で、実際に軍師をやった初めての人ではないでしょうか。彼の言うこと にも作戦にも説得力があり、プレイヤーは完全に敬服、全面的に マッシュを支持することになりました。何しろ、本物の軍師、生まれて始めて 見たもので。
マッシュの進言で水上にある砦を魔物?をおいだして占拠、わるいねー。 でもこれでほっと安心した。だって主人公たちは完全宿無し。解放軍だって アジト壊されてないんだもん。帰れる家があるって、いいね。 水の上。海育ちの私も水があると安心する。水上戦だったら負けないわよ ははは。そしてレックナートさんがお使いにいった時のナマイキな魔法使い ルックをおいてってくれました。彼がいないと仲間がだれかわからんので() 重要なんだけど、この尊大さがたまらん!すごいキャラ。なんたって幻水2 では彼、最強の戦力となりますから。
■レパント獲得作戦
この仲間の誘拐、じゃあなかった獲得に知恵を発揮するというところが、 さすが呉用先生役のマッシュじゃ。梁山泊ナンバー2となる天コウ星レパントと 後トラン共和国ファーストレディとなるアイリーンさんをスカウト。コソドロの クリンにあやうく毒殺?されそうになるパーティ一同だが、 前に同じ手をくらっているのでひっかからなかった。ほんと、命が いくつあってもたりない世界だなあ。しかし主人公、まるっきり悲壮感は ありません。グレミオたちがいっしょにいてくれるのと、解放軍はなくすもの なんか何も無い、始まったばかりの状態だからねえ。
■エルフの村を救え
エルフの少年キルキスの登場あたりから物語らしくなる。 きままで人間ぎらいのエルフ、というのは西洋の伝承のとおり。しかし、 キルキスは仲間に嫌われてでも、種族をこえた協力という、理想でありながら、 非常に差し迫った現実の問題でもあるものを達成しようとしている。
人間以外を始めてみるプレイヤーは、世界観がどうなっているのか わかりかね、おなじみの主人公の仕事・聞き込みと協力要請の旅を必死で こなしてなんとか理解。ここであの、キルキスと同じ目的で帝国軍を 裏切ってまでやってきた地元の剣士バレリアが出てくる。だが、キルキスと バレリアの努力は、エルフもドワーフもコボルトも人間も仲が悪くて、 さっぱりうまくいかない。 そうそう説得だけで、世の中うまくいかないって、ああ、非常にリアル.... そんなこといってるうちに、エルフの村はロスマン軍に焼き払われる。 仲間にむちゃくちゃ嫌われながら、努力をしていたのを見てるから、 あーあキルキス、かわいそう。仲間と仲直りできないまま....
キルキスの恋人シルビナの言葉「キルキスの考えは、やっぱり わからない、人間やドワーフなんかきらい、だけど」の言葉には驚かされる。 普通さいごには、人間とエルフとドワーフが仲良くなって....でしょ。 しかしずっと人間は恐いと思って育ったエルフ、そうそう考えは 変らないはず。なんと1人1人彼ららしいセリフをしゃべるのでしょう!
そして、間髪いれずに最初の戦争、クワンダ・ロスマン戦。パンヌ・ヤクタ 城を攻める!のだ。ええっ攻めるの?プレイヤーは最初、非常にびびりました()。 だって戦争初めてだもん。幻水2のころには慣れ切って、どこぞの城は攻めやすそうだ、 ここの弱点はこれだな、とかなんとか抜かすようになるんだから、なれとは おそろしいものです()。さて戦いはコボルトおよびドワーフの 協力をえて、解放軍の勝ち。初勝利だけど、コボルト村、ドワーフ村のある 一帯を領土として獲得した....はずである。このへんよくわからない.
■おまえをリーダーとは認めない!
苦労につぐ苦労(戦いではなく異民族の説得の旅で^^;)の末の勝利のロスマン戦 の3ヶ月後。いやーな予感、フリックがもどってきた。そりゃそうだろうな、 主人公がなんでリーダーになってんの?あたしだって知らないわよっ。マッシュにいって ちょうだい()!
....だがなあフリック、この子はちゃんとやったよ!パンヌ・ヤクタ戦で、君の 代わりをね。認めてあげて!
結局フリックは、まだ認めてない主人公に対し「いっしょに戦わせてくれ」と 頭を下げるのだ。一見短気にみえる彼のこのセリフにはみんな驚いたと思う。 やっぱりフリックは解放軍の副リーダー、オデッサが選んだ人間なのだ。 幻水2だけやった方はびっくりするかもしれないけど、ビクトールはフリックの 部下(ちとニュアンスが違うがとにかくフリックのが順序が上だ)なんだよ。
■スカーレティシア城その1
ああ、今後のお笑いネタに多数でてくる、スゴイ趣味のお城が登場なのだわ。 初対戦は毒の花のせいで、問題外的に負けます。この毒をなんとかするため、 主人公達はまたまたメンバー集めの旅、薬職人リュウカンをさがすのだ。
テイエン、リコン、アンティをいったりきたりの右往左往の旅、今なにやって るんだかすぐ忘れそうになるあたりです。しかしこの何度もいききした 町は、幻水2のようなホームグラウンドがない主人公とプレイヤーには、 なかなか心安らぐなじみの地域になったのでした。
■ソニエール監獄戦
さよなら、グレミオー。ぼっちゃんぼっちゃん言う人が多い中で、 ぼっちゃん以外の人にも優しい人であった彼が、ここで死んでしまう。 グレミオーの人気はぼっちゃんに優しいからじゃない。むしろ他の人に 優しいからだと思う。あなたがリーダーでもよかったと思うよ。
ソニエール監獄に入る前に、ケンカ友達であるビクトールがグレミオーに 「お前は残れ」という。ビクトールってへんなやつである。彼は何が このあと起るか、いつだって全部知ってる。ビクトールはゼッタイにカンを はずさない。彼が読んだ通りに物語は進む。幻水2ではそれがいっそう 顕著だ。何者?
えーとなんだっけ、そうだリュウカンさんを救出、これでようやく スカーレティシア城を攻めることができるようになります。
■スカーレティシア城その2
てめーよくもー、の弔い合戦に近いこの戦い()。さあ問題は最後の オッペンマイヤー将軍の処分の場面だ。これもロスマン将軍と同じ、魔女 ウィンディに操られたということなんですが。悩みましたが、主人公なら 許すとおもう、と許しました。パーンとクレオにぶつぶつ文句 言われながら。私情で敵将の、しかも自分の意志で動いたのではない人の 首をはねるのは、リーダーのやることじゃないよ。ヨクヤッタネ、主人公。
■テオ・マクドール戦
やはり、来たなマクドール将軍。しかも解放軍の討伐という勅命を 受けての討伐軍だ。向こうがやるきなのよ、当然こっちも受けます。
この戦いが----本気で父親の軍を倒そうとする、主人公の決断と、息子の 軍を本当に討伐しようとするマクドール将軍の行動が、この物語の核心 なのかもしれない。ここで面子とかプライドなどは, 関係ないと思う。自分のこれからの行動が、率いる軍の人々や支持して くれる町の人々の、彼らの気持ちの全てを握っていることを、この2人は 知っているからだ。この2人じゃなくても、どんな人でも、この立場に なってみれば、同じ選択をするような気がする.なってみるとだれでも わかると思うんだけど、想像以上に、自分を信頼してくれる人々のくれる 気持ちというのは,重いのだ.
さて最強と噂されるマクドール軍の主力は鉄鋼騎馬隊(すみません、ずうっと 私竜騎兵と信じてました。天魁星様いつもありがとうございます。)で、いざ お手合わせしてみると、当然というか、手も足もでません()。初戦ぼろ負け!! 解放軍はあわてて逃げ出すけど、とーぜんテオは追ってくる.敵将をとらえて、 はじめて戦争は終結だからね.でも、テオは命がけで足止めにきたパーン にめんじてか、逃がしてくれるのだ.なんて優しい将軍だろう. これがなければ物語ここでおしまいだったかも.
やれやれ助かった,でも主人公の父親といえど、プレイヤー かなりくやしいです(^^;;)。鉄鋼騎馬隊を倒せそうな武器、オデッサ が残した火炎槍を北のキーロフ、カレッカまで取りにいき、再戦。 こんどは圧勝。オデッサ、もう大感謝だよーあなたという方は。
テオは主人公と一騎打ちを望んでくる。この時のマッシュの台詞は 忘れられない。「バカな!ビクトール、この男の首を切れ!」あの平和を 愛するマッシュですよ、言ってるの。この男とはテオ様のこと。こんな人情 みがかかった一騎打ちでリーダーを失うなんて!軍師らしい言葉 でした。彼の都合ではたしかにそうなる。ここでまた私は脚本家の考えに 感嘆しました。普通のゲームなら、その場の全員が主人公と同調しちゃうよね.
ああしかし、親を倒すのと、殺すのは違うーー().今考えても マクドール将軍を殺すことはなかったと思う。これだけの方、帝国の 政治が乱れているのは知っていたでしょうから、味方になって...いや ならなくても,認めてはくれたでしょうに。あなたは主人公を一度見 逃してくれたのに.ごめんなさいテオ様.
■反乱は全国に
トラン湖の南東を制圧(解放っていうの?),増えた増えた、わが領土. えーと、主人公意気消沈みたいですが(そりゃそうですな^^;)、死者は他に ゴマンとでてますので、悲しんでいるのはあなただけじゃない....などと 言う必要はないのだ、この子は.その死者を出す戦いの命令をだしているのは 自分...よくわかってる.さ、いこう、次の戦いに.
マクドール将軍破れる!で各地で反乱が.あーだいぶ手間がはぶけたぞ. オデッサ、マッシュ、君たちのおかげだよ.ロスマンとオッペンハイマーがその軍ごと こっちについてくれたし、やっと帝国と同等くらいの力になったかもしれない.
勢いにのって解放軍はロリマー要塞を攻めに いったはずなのですが、もぬけのから.あるのはお墓ばかり.ロリマーは全滅. そ、ここからネクロード戦である.ここで語られるビクトールさんの過去の 話は衝撃的だった.吸血鬼に襲われた村で、家に帰って見たのは、家族が お互いを食べあう姿だった,ってRPG界では表現の限界とゆー気がするぞ.
■戦士の村と過去の村
フリックの故郷、戦士の村.村を守るため、吸血鬼の花嫁として 差し出されるテンガアールちゃんが出てくる.この小さい女の子(でもレベル42) は吸血鬼を前に進んで生け贄となるのだが、「助けに来て」といわれたヒックスは ...()がんばれよー.吸血鬼は普通の武器でいどんでもぜんぜん歯がたたないのは、 ご存じのとおり、まず順番からいって星辰剣さがさないと.例によって洞窟に あるので、そりゃもうたいへんな苦労をしてなんとかとってくる.RPGの世界は やたらと洞窟にものを入れすぎだー().
ところがそこで,星辰剣は主人公達を300年前にとばしちゃうのだ....これはどこの 村?300年前.テッドくんがなぜ紋章を継承したのかがわかる.
■吸血鬼の城
舞台が変わってネクロードのお城で、半分覚悟をきめてるみたいなテンガアール. 15歳(でもレベル42)の少女が,自分が 生け贄になるからもうやめて!と殺戮を始める吸血鬼にいうのはたいへんな ことだろうな.ヒックスは16だっけ?この戦闘ぎらいの子が,あのむちゃくちゃ強い, ラスボスより強そうなネクロードに先頭きってむかっていくんだから、こっちも たいへんなことなのだ.幻水2ではノーテンキイベントしかない彼女らに、 プレイヤーが全幅の信頼をおいているのは、この戦いを知っているからである.
このイベント、何がたいへんかって、ネクロードにたどりつくまで.城広すぎ! もう最後は魔法なくなちゃうから、化けもんからひたすら逃げまくる主人公たち. みっともないけど、リレミトがきかないから「帰り」の分も必要なんですな. まあその3,4回全滅したけど,なんとかネクロードを倒せてやれやれ... 戦士の村の残りの人もきてくれたし.しかしこんなに苦労したのに!幻水2で出るなあ. この人非人,いや人じゃなかった.1の苦労はいったい(;_;).2は舞台がノース ウィンドウになるから、何か強化イベントを起こす必要があったのはわかるけど. 3で出たらレギュラーと認定かな....や、やだ.
■竜騎士の砦
テッドとぼっちゃん以外で初めてみる、普通の人間の真の紋章保持者(レックナート様 は普通とはいいがたいので^^;),それが竜騎士のヨシュア隊長.ハンフリーさんのお友達で ふつうのおじさんである.最初にお使いの時に竜にのせてくれた,テッドとけんかしてたフッチ もいておひさしぶり.この口の悪いフッチの方がすきなんだけどなあ.
さて竜の眠りをさますため、竜でしかいけない山のてっぺんで少し冒険.しかしこんな山で 鍛冶屋開いてるミースさん、あんたっていったい?でもこいつもそろえないと、 108星集まらないのであとでスカウトにくることになる.
ここでテッドくんwithウィンディとなんと再会.本当にお別れ.彼の最後の言葉が 信じられないくらいかわいそう.「**(主人公の名前)はこの300年の間でたった1人の 友達だったよ」300年間でって....幻水不幸度ランキング1位は1の主人公を抜いて テッドくんかも.
フッチはその間皇帝の城に 直接薬の花をとりにいくが、ここで竜が殺されてしまってちょっとかわいそう. 竜がいないと竜騎士の砦からでなくちゃいけないって、なんかずいぶんな規則 だよねえ.ハンフリーさん,ここではよくしゃべる.やっぱり、すごーくいい人である.
■モラビア・無血開城
マッシュが解放軍に密通者・スパイがいるという。そうなの?だれ?人相でクリンを 疑った私はアホです。これは幻想水滸伝。人相悪いやつはいい人が多く、やさしーい人 が実は悪党なのよね。 マッシュは仕方なく、味方全員をだまして、いきなり北の関所を攻撃。この北の関所の 頭領グリフィスが私は幻水1の敵方では筆頭に近いくらい好きなのだ。いやー攻略本に名前 すらでない(一応リストとかには出る、宿星もちですから)、超チョイ役であります。 「ばれたか、しかたねえ、みんな適当にがんばれ!命をむだにするなよ」っていうのは, 幻水1中の名セリフの1つだと思う。適当にがんばれって...戦争だよ、あんたねえ、 あははは。マッシュからも信頼されちゃういい人な敵でした。
で、このグリフィスの協力もあり、モラビアの元マッシュの上司カシム・ハジルは、 マッシュの脅し?にのってくれて、モラビア城を戦わずしてあけわたしてくれました。 これで残るはアイン・ジードのグレッグミンスター隣の関所と、ソニア・シューレンの 水上砦だけ。直接首都をめざす解放軍は、マッシュの判断で、難しい水上砦の方を 攻めることに。いいでしょう、こっちだって水軍なんだから。 これが1では最大の戦いになります(プレイヤーの手間的に)。
■決戦・シャサラザード
キラウェア・シューレンが残した首都を守る強力な水上の要塞、シャサラザード。 幻水1,2をあわせて最も好きな砦。幻水2ではでてこなかったのでかなり残念。 水の滸の物語、最後の決戦は水軍同士ってのはいいかもしれない。
で、今の頭領は若き将軍ソニアだ。まだ27歳、しかし戦争場面でもパーティ戦 でも強いなんてもんじゃない!ラスボスかこいつは!というくらい強い。うちの最強 メンバーをひきつれていっても、全滅回数は10回をこえ()、やっと何かの偶然?で勝利。 ソニアの説教はちょっとこたえました。ソニアさん、おっしゃる通りですが、一応 民意はわれわれにあります。とは言えないよね、主人公。ソニアは最後まで主人公を 認めない。仲間になる理由が、お前の死に様をみてやる、だもんねー()。ええーい、 お前よりゃ長生きしてやる!とぼっちゃんが思ったかどうか(^^;;)。そんなこと言い ながらパーティに入ってくれるソニアさん好きです。特に彼女の細身の剣・ ターコイズ・ブルーが....幻水1では最も好きな剣であります。
裏切り者、それは、まさかまさか、想像もしなかった人、解放軍の初期メンバーで、 だれにでも優しい人だったサンチェスさん。プレイヤー完全にだまされました。 フリック怒る怒る、だってオデッサが死んだのはサンチェスの密告のせいだもん。 サンチェス、この時点でもフリックは未熟なんかじゃないよ...。しかしビクトール、 気がつかなかったのか?くまさんっあんたが気がつかなかったらだれが気がつくのよっ。
えーと、108名集めた場合、このへんでグレミオーさんが生き返ります()。 おちゃめに出てくるのがグレミオーらしい。この人格者なら無理な話でも文句はないや。 テオ将軍の方が主人公はうれしかったかな?いや、うーーん。わかんないなあこれは。
■赤月帝国の最後
とうとう帰ってきましたグレッグミンスターに。首都攻防戦は手間的にシャサラ ザードより楽,ウィンディとユーバーの軍をやっつけたあとは、お城でパーティ戦。 借りを返したかったアイン・ジード将軍を... やはりとは思いましたが倒さねばならず、最後はバルバロッサと勝負。そりゃ強いけど、 こちらの最強パーティでは倒せない相手ではなかった。
雑魚も多数倒したあとだし、HP回復すらできない状況、このあとラスボスの ウィンディがまさかくるんじゃないだろうな...来たら一巻の終わりだなあと 思っていたら、ウィンディはバルバロッサが倒してくれた。バルバロッサに 助けられちゃった。なんだか2人とも、かわいそうな最後だった。
■最後のさらにあと
これで普通、物語は終わるよね。ところが幻水1は問題はそのあとに...まず、功労者 ナンバーワンのマッシュが死んでしまう。最後まで戦争を起こしたことに疑問を いだきながら....マッシュらしい最後でした。ああこれだけやってくれた人が... そして、これは私だけが問題にしたのかもしれないんだけど、城からに 逃げるときに.....私が一番好きだった2人,私が選んでずっと連れ歩いていた腹心中 の腹心(注:幻水知らない方へ。幻想水滸伝シリーズは、自分で側近キャラをいかようにも 選べます。)の2人を、おいていかなくてはならなかったこと。そんな!まさか! あまりに衝撃の幕切れ。すみません、戦争の最中でしんじゃう場合は、泣いてる時間なんかは ないので,納得しちゃうんだけど、最後では...泣いてる時間がいくらでも..().
主人公は、赤月帝国最後の夜、トラン建国の祝にも出ないで国を出てしまう.祝いどこ じゃないよー、父親殺しちゃうし、自分の命令でどっさり人死んだし,それ以上に殺した 気がするし.しかも兵士なんて,たぶん全然悪くない人たち.私の坊ちゃんの場合は,さらに 側近2名が人柱.全てを我慢してリーダーであり続けた主人公に、もう何も求めないでほしい. いかせてあげてください、トランの皆さん.
そーいうわけで、私にとって幻想水滸伝はつらい、悲しい、でも素晴らしい 物語でした。
■そして、幻水2
3年後、きれいにつながって生まれた続編幻水2。何はなくとも私が自分で選んだ腹心の部下、 あの2人が生きててくれただけでいきなり20点!(注:満点は10点^^;)いや、うそ、うそ、 仮にもレビューサイトがこれではいけませんな()。
とにかく1と違って主人公と意見が合わなかった幻水2ですが、すごいぞこれはと 思ったのは、プレイヤーに「デュナンが好き。この国のために私も戦わせて下さい。」って 思わせた点じゃないかな。(もちろん個人的な感想ですが)トランでは、 この国が好き...とはならなかったもの。脚本のテクニックとしては、まずプレイヤーに その町に住まわせ、体験させ、それから敵に占領させる、ということで、愛着度をふやす、 ということと思いますが、はまりました()。
私の愛するデュナン、森と湖が広がる、自治都市の国。幻水1に、もし、もしですよ、 何かたりないものが、あるとしたら、愛するトラン、とは言えなかった点かもしれないなあ。
幻水2でレパント大統領は、本来はこの座(トラン大統領)にいるのは別の 人物...と言ってくれるのですが、ちがう、トランは、あの兄妹の、マッシュとオデッサの 作った国。私のぼっちゃんを大切にしてくれてありがと、でも、あの兄妹を忘れないで 下さい。
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