SEO 幻水2ストーリーダイジェスト
A Diary of Playing "Legends on the Water 2"

幻水2プレイ日記風ストーリーダイジェスト

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ネタばれ注意!!えらい長いので...気長によんでくださいまし。




◇はじめに
◇傭兵隊の砦・ミューズ陥落--夜の森...
◇行く先全ての町が落ちる.逃げろ!--読んで時の通り
◇勝てないよ!降伏したら....--常につきまとう問い
◇もう退路はない.最後の戦い--デュナンほとんど制圧...
◇軍師たち--やはり水滸伝ですので
◇白い羽の旗の下--まさか都市同盟で戦うとはね
◇私の湖南に入らないでよ--ここを占領したら承知しないわよ
◇何で4軍団も来るんだよー:最大の戦い--中盤の山
◇ルカ・ブライトを倒した男--とはジョウイのこと
◇ハイランドに支配なんかさせない!--だって私デュナンが好き
◇裏の主役たち--かっこいいね、彼らは.
◇鉱山の敵--吸血鬼、そのたもろもろ
◇グリンヒル奪還--えーー、こっちが攻めるの?
◇ミューズを返して--全ての盾となっていた町なのに
◇マチルダ領奪回:同盟軍vsハイランド軍総力戦
◇ロックアックス戦:同盟軍の旗が揚がる--感無量
◆聞いてみたい--ちょっとひと呼吸..
◇都市同盟領土解放--いきなり領土全部もどりました
◇ハイランド軍撤退の謎--謎は深まるばかり
◇ハイランド侵攻--ここから侵略戦争,絶対に引くな!
◇ハイランドとトラン、都市同盟--坊ちゃんの国一番
◇最後の戦い--ここからほとんど弱い者いじめ
◇ルルノイエ陥落--平和がほしいならば
◇罪と罰--よーく考えよう
◇謝辞


主要登場人物

■主人公--読んで字のとおり.ゲンカクという英雄の子で故郷ハイランドを追われ, 都市同盟の傭兵たちに助けられ,行動をともにしている.
■ナナミちゃん--主人公の1つ上のお姉ちゃん.血縁はないが恋愛対象ではないヨ.
■ジョウイ--主人公たちの親友.いっしょにハイランドを追われ,途中まで傭兵と いっしょにいるが、ハイランドに寝返る.
■ビクトール,フリック(傭兵)、アップル(軍師),ぼっちゃん--前作からの登場人物のため、 プレイヤーには若干ひいきされてます.
■プレイヤー--ゲームやってる人.


ストーリー


はじめに
 これは、戦争なのです。戦争の参加者や被害者ではない、 あなたが、プレイヤーが多くの人命を費やし、戦争を起こす物語なのです。 ただ1つの目的、「戦いを終わらせるために」.

傭兵隊の砦/ミューズ陥落
 ハイランドのルカ王子の奇襲の偽装工作を知ったため、主人公とジョウイは おたずね者になってしまい、ハイランドを去る.あわや処刑のところを 傭兵隊の2人に助けられた主人公たちは、しばらくけっこうほのぼのと した傭兵隊の砦で暮らすが、ハイランドの都市同盟への侵攻が始まり、 ルカ・ブライト王子の本隊に攻められた砦は壊滅.燃える砦から 主人公たちは夜の森を走ってミューズ市まで逃げる.「分散して にげろ!」この最後の指示、きいたよね。これは軍隊の完全な壊滅時に だされる最後のもの...。傭兵たちの砦が燃えるのを見た? エンディングでも出るこの場面は忘れられないのです。

 前作データを継承してやった人は、傭兵の砦ってけっこう好き だったと思う。ミリーちゃんやザムザさん、キニスンたちを 前作のようにスカウトしたりして、うん、この軍を大きくしていく のかな、ゲンゲンもうちょっと腕みがけよ、なーんて考えてた。 まさかこんな....「ああ、あたしのせいで...」アップルちゃん あなたのせいじゃない。ルカは、頭いいです実は。
 だから、苦労してミューズにたどりついて、酒場にレオナさんが いたときはたいそううれしかった。ミューズも住んでみると、 中世のハンザ都市みたいで、活気があって物騒でもなくて、いいところ だった。ここで...またやりなおせるのかな。だったらいいなあと。 それがまた....一夜にしてこの大都市が落城。それも、自分の親友 ジョウイの裏切りで。レオナさんっゲンゲンっバーバラさんっ、 ミリーっにげて!ルカが相手よ、捕まったら殺されてしまう! だれかこの人たちを守って逃げてくれたのかしら。 彼らはこのあとどうやってサウスウィンドウまでいったのか... 主人公達は戦えるからいいけど。あまりの責任に、1回目のプレイ ではプレイヤーほとんど動転しちゃって....この前にジョウイを 殺せる方法があるなら殺したかった(マジ)。裏技とかでないの? ナナちゃんはジョウイを心配してるが、バカ、何いってんじゃ、自分の連れが 町1つ敵方に売り渡したんだぞ。こっちはその責任で頭がいっぱい だっつーの。アナベルさんは殺されちゃうし。なんてことだ.... ビクトールさんたちに、いや、ミューズ市民に会わす顔がない.... さらにミューズ市民はこのあと.....あああああ(+_+)
 ここまでやるジョウイの決意が、この時はわからなかった。 でも最後までやるとわかるのだ。恨みも憎しみも殺人もいっさい1人で 引き受けるジョウイ流のゴリ押し短期決戦平和樹立作戦である。

行く先全ての町が落ちる.逃げろー!
 前作のストーリーは最初に地下組織から始まったので、無くすもの など何もなく、戦争もほとんど勝ちっぱなしだった。今回は違う。一応 自分たち(都市同盟)の領土が最初からある。けっこう広い。 それが鬼神のごとき敵(ハイランド)の進軍でまたたく間に奪われていく。

 戦いも負けの連続で、前半は ひたすら逃げて、逃げる先の町が落城してはまた逃げる。味方もどんどん 死んでいく。首長クラスが死ぬわ行方くらますわ協力を断るわで、同盟軍は 事実上、傭兵が率いている。主人公の親友に至っては敵方についてしまう. 様々な立場の人々の声。むしろ降伏した方が被害が少ないのではないか?



勝てないよ!降伏したら...
 そう...降伏したら,どうなるだろうか? 敵の大将ルカ・ブライト王子は,人間に恨みがあるようで自国の領土まで すべて滅ぼすのが目的である。トト、リューベの子供も巻き込んだ焼き討ちを 見ている主人公たちも傭兵たち(決定権をこの時点でもっているのは彼らです)も、 よくわかっていると思う.少なくともルカには、降伏なんかできないぞ.
 主人公はまだ傍観者で、ストーリーは傭兵2人組が動かしているが、都市の 首長クラスが弱気なのに対し、あきらめる気配もない彼らはプレイヤーと しては心強い.傭兵が何のためにそこまでやる?たしかに彼らの雇い主さんは ミューズ市、アナベルさんなわけなんだけど.本人たちに聞かないわからないよね。 ただ、その後この軍をゆずりうけるプレイヤーとしては、助かってます。

もう退路はない。最後の戦い
 さてしかし,ハイランドは4軍をすべて使い始め、主人公が吸血鬼を追い出して いる間に、デュナンの湖南最大の都市・サウスウィンドウが陥落。またたく間にこちら の領土はトゥーリバーとノースウィンドゥを残すのみとなった.
 そしてハイランド第4軍を相手に、ある意味で最後の戦い。 ツァイ氏曰く「この戦いに負けたら次はないのです」後ろは湖。退路はない。 ここで初めて物語の主導権が同盟軍の指導者(事実上ビクトールだ)から, 主人公に渡り、プレイヤーは全軍を率いることになる. 追いつめられた岬の先の古城の戦いから、後半の物語--プレイヤー自身が 戦争を決断していく、本当の戦いが始まる。

軍師たち
 後半の戦いは、シュウ氏へのアップル嬢の必死の説得から始まる.軍師アップル としては、もはや降伏を進言するしかない事態.(彼女の考えは私情がはさまって いない分、プレイヤーによく伝わってくる.そう、私もそう思うよ,アップル) かなり頭がいい敵--クラウス/ジョウイ/ルカに勝てる,すご腕の軍師 を味方に入れる以外に同盟軍に道はない.彼女は剣もホロロのシュウに,とにかく 食い下がる.軍師アップルにも退路は無かった.
 彼女も部外者,まだ高校生くらいだし、逃げだしたって文句は 出ないはずだが,多数の死者を出し,傭兵隊砦壊滅と同盟軍を敗走させた責任の前に、 性格的にテコでも動かなそう.そして彼女の正軍師として最後の作戦は大当たりで、 同盟軍はシュウ様ご加入以降は,負け知らずである.

白い羽の旗の下
 前作では敵の軍旗の1つであった、白い羽毛の都市同盟の旗の下、主人公側は トゥーリバー攻防戦で初めての勝利(岬の戦いは勝ったというより、なんとか 守ったという感じだからねえ^^;)、同盟軍の心の首都・サウスウィンドウ を奪還する。サウスウィンドウは,グランマイヤー市長の決断でソロンの軍に 無血開城、都市の機能はそのまま残せた点で大いに助かっている. その後グリンヒルからテレーズ姫を救け出し、やる気なしのマチルダ騎士団長に バッチをなげ返して離反してくれた、マチルダ騎士団の1/4の騎士を獲得した。 ありがとうマイクロトフ、カミューさん.君たち2人がいなかったらロック アックスは落とせなかった。 このへんは主人公が自ら出向いて交渉したので、傍観者時代と違って役に たっている感じはある。それにしてもシュウの指示だとまず失敗がないなあ。

 ハイランド軍は騎士団事件を知ってか、再び同盟軍の本拠地をせめてくる。 ラダト、サウスウィンドウと効率よく落としていく敵将はキバ将軍。今までとは 格が違う相手で、それでもシュウはかなりこった方法で勝利をえる。 とらえた敵の大将・敵味方両方に好感度の高いキバ将軍と軍師クラウスは、 使ってみなくてもわかる大きい戦力で、プレイヤーはもうウハウハである。 だーれが首をはねるなんて選択をするかいな。

私の湖南に入らないでよ
 やっと三たび、クスクス〜サウスウィンドウ〜ラダトと、プレイヤーのホーム グラウンドをとりもどした。もうここはハイランド軍に足を踏み入れて ほしくはないね。主人公はキャロにこだわってるようだが、プレイヤーにとっては そのよく知らん町より,みんなで今住んで、毎日買い物にいって、仲間にたくさん 入ってくれて、住民も同盟軍にやさしい、ビクトールさんの故郷でもある このデュナン湖南地方が好きなんだよ。
 それから主人公がインタビューで「どこからきたの?」と聞かれると「ハイランド」 と答えるのが不自然に感じるんですが...()、主人公が住んでた期間が 長いわけだからしょうがないのかな。

何で4軍団もくるんだよー:最大の戦い
 父親を暗殺して王様になっちゃったルカ・ブライトは、やるなら徹底的にとばかり 1,3,4軍+本隊(+ハルモニアの援軍もいた)という、かつてない 大規模軍勢で本拠地にやってくる。毎回1軍団相手に苦労しているというのに、 冗談だろ、の5万の大軍。(こちらは2万だそうです。)
 フリックさんたら「今までも勝ち目のない戦いばかりだったが、特に勝ち目が なさそうだな」などとプレイヤーをびびらせることを,楽しそうにおっしゃる。 でも、でも、今までシュウの作戦が敗れたことはないんだから。今やマチルダ の騎士だって、キバ将軍の部下だって、なつかしいトランのレバンド大統領が 出してくれた義勇軍だって、いるんだから。主人公っいくよっ出陣の合図だっ! ..このあたりではプレイヤーもすっかり司令官モードである。やはりふりかえれば、 ずっと助けてくれた傭兵2人組が余裕たっぷりでいてくれるのが心強い。 勝手なお願いなんだけど、ずっといっしょにいて!

 最大の戦い、敵の大将はハイランド王ルカ・ブライト。首都防衛軍以外 向こうも武将を全部つれてきてるから、ユニットの単品がえらい強い。こちらも 普段は強力してくれないキャラまで戦ってくれて、総力戦である。
 この一戦で双方ボロボロ(物語の上でこっちの負けなんだけど、倒したユニット 数はこっちの方が多かったよ)、その夜に奇襲という強行策に出たルカ。 うそでしょ,勝ってるのに、自分は王様だというのに.これはシュウも読めて なかったようだ。もしキマッタら、何しろ退路のない城なもので全滅だっただろう。 しかし信頼できる?内通者によりそれは事前にばれ、ルカは同盟軍に包囲され、 矢を射掛けられて最期をとげる。内通者はもちろんジョウイである。 レオン・シルバーバーグとシュウ初のご対面、この時のシュウがゲーム中 最も弱気である。なんかかわいそう。レオンのやつめー、いつかいつか...。 さてジョウイの方もこの戦い命がけだ。うっかりルカが生き延びちゃったら、 密告したジョウイの命はありませんからね....もっともジョウイ の出世作戦はぜんぶ、命懸けではあるよね。


●ルカ様のさいご

 ルカ様の面白い鎧、面白い剣、面白い遺言。 なんてすてきな悪役でしょう。ぜひこの上ない悪役、 ルカ・ブライトの名をRPG界で後代に伝えていきましょう。
 しかし不意打ちで弓を射掛けられてから、同盟軍の精鋭6人 パーティと3回戦い、最期にまた弓を射掛けられて後の 主人公との一騎打ち。正々堂々から1億光年くらい離れてる 気がする、決戦でした。ルカ様ごめんね、でも勝てて 本当によかった。


 ぜんぜん関係ないですが、絵を描いてて楽しいのは、 幻水2の主人公。長いこと動かすもので愛着があるし、 かーわいい、あの服が好きです。



ルカ・ブライトを倒した男?
 もう1つの戦い、主人公の親友ジョウイも戦争を終結させる目的でハイランド軍 にいる.最初の目標は,戦争してなきゃ死んじゃうみたいなルカ・ブライトを倒すこと と、ここまでは主人公と共通なのだが、ジョウイはやることが非常に能率がいい. ルカの作戦を同盟軍に密告して,自分の手は汚さず、敵に討ち取らせるという, 恐ろしいヤツである.しかし結果的にこれは高くついた.「ルカ・ブライトを倒した 男」というどんな紋章よりもすごい箔を、主人公につけたからだ. 以降、他の都市や山賊その他との交渉が楽に運ぶ運ぶ....プレイヤーとしては ジョウイに感謝である.

ハイランドに支配なんかさせない!
 諸悪のもとルカ・ブライトが死んだ(ホント素晴らしい死に方^^;).政略結婚 で王様になったジョウイは、たいへんまともな政治をしているので、ここで デュナン地方が全部ハイランド領になっても,平和はおとづれただろう.

 んなことは主人公もわかっている.しかし同盟軍はハイランドに降伏しなかった. あたりまえだろが、主権は主人公ではなく、住民にある.都市同盟の住民は、 ハイランドの支配なんか望んでいないのだ.ここはデュナン、自治都市の国なのよ. なぜか主人公とジョウイだけその事実がわかってないようで、「主権者の意向」というのが 待てど暮らせど2人の会話にでてこない.そのためジョウイと主人公は、 土地が狭すぎる、とか,運命である,とか、どーも親友対決には薄弱な気もする 理由でこれから戦うことになる. でも主人公とジョウイ以外の登場人物は、みな主権者の意向がわかってる ようなので、問題はないのであった.

 えー、とにかく!プレイヤーとしては,愛する湖南地方、気のいいサウスウィンドゥ、 クスクス、トゥーリバー、その他の市民の意向を反映し、断固ハイランドは この地から追い出す。君の意向と違うかもしれんが,従うのよ、主人公.大丈夫 だよ、ジョウイくんに傷をつけたりしないから(できないといった方がいい^^;)。

裏の主役たち
 幼なじみ3人組の他、主役級に丁寧に描かれているのはもちビクトールとフリック である。特にフリックは別人かと思うほど大人になっちゃって.....死を選ぼうと するテレーズを強引につれて逃げようとする場面は、相変わらず熱血漢で、やっぱり いい人。また戦闘での剣をふるうグラフィックが非常にかっこよく、ファンが256倍 くらい増えたんじゃないかな。この容姿端麗の彼の台詞は,常に弱いものに優しい. しかしそれが全然甘ったるくひびかないのはこのキャラの不思議な力. んでまたこの容姿で自分のことを「傭兵ふぜいが..」 なんていうとこがフリックだよね.

 今回のビクトールは、えらい察しがいい、物事がどうなってるかの推論と判断を はずさない人として、どうやら描かれているらしく、前よりさらにいい役。 シュウも、絶対失敗できない仕事は彼にたのんでいる。 前半、敗走につぐ敗走の軍を、なんとかまとめあげる 力量と,何があろうがめげない心臓には恐れ入るばかり。ビクトールには今回は 主人公に匹敵する量の災難と悲劇がふりかかっていくのだが.....最後まで あの性格でした.ネクロードとのノースウィンドウでの対決の場面は 見てるのがつらいほど胸をうつ.ビクトールの代わりに吸血鬼にくってかかって くれるナナミちゃんの気持ちがうれしいのだ.

鉱山の敵
 助けてくれという頼みなら基本的にノーはない主人公、この戦争のさなかに 鉱山に吸血鬼退治にいっちゃうんです.ビクトール、軍の指導者たる主人公を さそうなよ...()。でも彼のやること、間違いであるはずはなし。この時 同盟軍がでなかったら、ハイランドに勝ってもデュナンはネクロードに 滅ぼされていた可能性がありますな。あーんと、ここでちょっぴりシュウ様に いいたいことが。前から気になってんたんだけど、あなたはビクトールと主人公は 認めてるみたいだけど、フリックは認めてる?あの2人がいなくても、同盟軍は 問題ない、フリックが指揮をとるわ!私たちも,同盟軍の元からいた兵士たちも、 フリックがどんな人かよく知ってるの。ちょっとムクムクムー....
 このイベントは結果としてティント市軍とミューズの残党を 仲間にいれることができたので、咽から手がでるほど人手がほしい 私どもとしては、まあよかったです.ジェスは相変わらず会話がつらい 人です()。たくさん怒られますが、彼はミューズ残党を集めてくれたので、 それは助かったのです。ここではリドリー将軍、みんなますます好きになると 思うよ.シュウ殿も,ティント市軍を体裁良くいただくためと思いますが, 出動を許可してくれましたし.
 ここではご存じ逃亡イベントを選択できるのですが,プレイヤーといた しましては,今までさんざんひどい目にあわせてくれたハイランドの高い 鼻柱をへし折るのを楽しみにしているところですので、自分だけ逃げる など論外.主人公、ナナミちゃん、悪い、静かな生活はあきらめてくれ.

 ただ逃亡イベント、お供で送ってくれるキャラが色々しゃべって くれて楽しいので、色々な人をつれていってみるといいかも。


●ステイタス異常「風船」

グリンヒル奪還戦というと....

「全員ステイタスが風船(割っているほど針もってない、 「とんがりぼうし」もかぶせたくないし..)」 「ドレミの精の前に、強そうな男どものパーティが全滅」 「カラヤ族の姫君ルシア1人に、以下同文」.... 非常にわが精鋭?パーティがたよりなく見える一戦なのでありました()。
 とくに屈強なメンバーが風船が3個になって、飛んでいってしまったときなど...


グリンヒル奪還
 初めてこちらから攻めこむ戦い.逃げるのに慣れてたので、ぴんと きませんなあ.シュウ様の作戦はミューズも同時に攻めて(というか, 攻めるまねをしただけ)援軍をたってから,グリンヒル攻めというもの. この城塞都市攻めで,後ろから援軍がきちゃってはさみうちはきついもんね.
 で、中から城門をあけろって,シュウ様簡単にいいますが、いやもう精鋭の パーティでいったんですが、死にかけました()

ジョウイに中から城門を あけられて落とされたミューズ....その逆をやれるくらい、知恵と度胸? がついてきた同盟軍.たしかにシュウの作戦で敗北はほとんどなかった. (断然優位なのに,話の都合でいきなり負けにされたルカ戦くらい) でも,うまくいきすぎだったようだ.
 やっぱり敵は現役では最強の軍師と思われるレオン・シルバーバーグ. 同盟軍の目的はお見通しだったようで、グリンヒル攻めの間にマチルダ 攻めがこっそり行われて,あの広い領土と最強の軍隊とられちゃった. ミューズの軍はこっちもおとりなら、向こうもおとりだったのだ. しかしマチルダ騎士団は,もう敵についたも同然とあきらめていた町. いらん.味方に入ったらチームワークが乱れる. のしつけて差し上げるよジョウイ!



ミューズを返して
 勢いに乗じてミューズ奪還を進言するアップルちゃん.正面きって 向かっていったんですが,予想どおりというか、失敗.待ち伏せにあって 北方の山野を通って,あわてて逃げ帰りました().なんかアップル かわいそう.しかし逃げなれてるだけあって、逃げ足は著しく速い軍だ....(^^;;)。
 これでわかったのは、ミューズの大勢の市民はほとんど 殺されたあとだということ.だれもいない市内.アナベルさん.... たいへんなことになっちゃったよ....

 ミューズ。最初にデュナンから独立した都市。教育のため学園都市 を作って他の都市に開放し(グリンヒルは元ミューズ領です)、周囲 の自治都市を支援し、他国の侵略にそなえて騎士団を設立した(マチルダ もスポンサーは元々ミューズ)、活気ある商業と工芸の町。デュナンの 自治都市群を知恵(と金かな)で守り抜いてきたこの町が.... (エンディングでのジェスの台詞「ミューズは都市の機能のほとんどを 奪われましたが、盟主としての誇りは失っておりません」これは 都市同盟の歴史を知って始めて意味がわかるのだ。)
 ルカ、ゆるさんぞ.いや、もう死んでるか.だれに怒ればいいんだか. もしかしてハルモニアか?

マチルダ領奪回:同盟軍vsハイランド軍総力戦
 予想どおり敵に寝返ってくれたマチルダ騎士団.心おきなく攻め られてよござんす.
 さてマチルダ騎士団は都市同盟では最強の軍であり、 ロックアックス城は日本で言う山城で,おそらくデュナンで 一番守りの堅い都市である.裏は山。攻める道は正面しかなく、 守るのは楽だ(以上はプレイヤーの見解)。レオン・シルバーバーグですら、 戦いはさけている。しかも今はハイランド軍まで駐在して兵がウヨウヨ。

 そ、そのマチルダを攻めるってーー!う、う、うそでしょ.え?何?プレイヤーと 主人公以外は、全員やる気ですかあ??トホホホ...。
 はあ....さて108人集まったし、レックナート様はくるし、とにかく シュウ様がいうんだから、出しますよ、出せばいいんでしょ出陣命令。 ....戦況を説明します。戦闘のプロの騎士団+危機感を感じて全力で 挑んでくるハイランド軍3部隊、あわせて5万5千がミューズから ロックアックス近辺に向かっております(一応こっちは2万5千くらい です....)。軍師はもちろんレオン・シルバーバーグ。奇跡がおきた としても,まともに対戦してかなう相手ではありません。 や、や、やっぱ,やめませんかシュウ様..(この期に及んで弱気^^;)
 シュウ様の作戦としては、、、しくしく。無傷で勝とうとは思わないよ。 ただなんでキバ将軍なの....たしかに囮作戦がなければ、 この決戦は間違いなく、負け。 ここで負けたら、立て直せるか、わからない。たぶんできない。 キバ将軍、、、ごめんなさい。ありがとう。多くのプレイヤー があなたのために泣いたと思う。

ロックアックス戦:同盟軍の旗があがる
 キバ将軍のおかげでシルバーバーグがその場にいなかったせいか、 なんとかハイランド軍を城に撤退させた同盟軍。とにかく一息 つきました.マチルダの騎士たちも...同胞に剣を向けて 堂々と戦ってくれた.ごめんねマイクロトフさん、カミューさん.
 ....何をしているのか、よく考えろ!マチルダ騎士団.騎士団は, 都市同盟を守るために設立されたんだぞ.都市同盟と戦ってどうする!!

 さて、まだ勝利したわけではない。シルバーバーグの2万5千の軍が 引き返してきたら,はさみうちで一巻の終わりだ。 絶対その前に決着しかない同盟軍は、お城のっとり作戦にでた。 潜入したこっちのスパイにより、内部から開城されるロックアックス. わかってるね主人公、市民を巻き込む,あのミューズ最後の夜と 同じ血みどろの戦いになる. それをなくすには、何でもいいからロックアックス城が落ちた ことにすること.....主人公のお仕事で、最上階の旗を 燃やすのである.

 しょうがないので参謀クラスも借りてきて最強のパーティで 潜入、ジョウイはでる、ゴルドーはでる、主人公は暗くなる.... プレイヤーも主人公も、この間に外がどうなっているのか 知らない....お願い、シュウ、軍を町にいれないで!
 あのパーティで勝てないのはジョウイくらい、なんとか 仕事はうまくいき、ナナミが死なないのは知ってるプレイヤーは、 主人公はほっといて、都市同盟の旗がこの強固な 山城にあがるのを感無量でながめていたりするのでした。 ねえ、アナベルさん、グランマイヤー市長、ハイランドに勝ったよ。


◆戦いのあと
 マチルダ奪還戦は、最もつらい戦いになってしまった。 ナナちゃんの件だけじゃない、マチルダの騎士たちが、仲間 同士で、自分たちの町を戦場にして戦った。そして、同盟軍初の市街戦。 敵のハイランドではない、ほとんど無関係の町を戦場にした。
 戦いのあとのロックアックスでの市民の言葉は痛い...。戦場に なった町。彼らには同盟軍もハイランド軍も、敵だ。 主人公、ナナちゃんの件で悲しいのはわかるけど、終わったら ちゃんとインタビューして回ろうね。だって私たちが司令をだして やったことなんだから。攻撃したのは私たちなのだから。


◆聞いてみたい
 わからない。正しい道を選びとれたのだろうか。どう思いますか? マッシュ先生、オデッサ、テオ将軍。私たちの戦いを。 ルカ・ブライト死去のあとの、この正義なき戦争を。

 私は,プレイヤーはデュナンという国のために戦った。あの子は、主人公は、 何のために戦ったのか.あの子は、ロックアックス戦のあと、 自分の故郷の人々の非難を浴び、恐れられながら、故郷の国を 滅ぼすために、ためらわず軍を進めるのです。何やってるのよー って、叱咤激励しつつプレイヤーが何とか戦わせてきた主人公が、 この時点では、ハイランドの人々の言葉にとまどうプレイヤーなんかより、 はるかに強いのです。自分が望まない戦いなのに。
 やはり聞いてみたいのは坊ちゃんですね。あなただったら ハイランド侵略の命令を出しましたか?あれほど弱体化した敵国を、 私たちがしたように粉ごなに打ち砕きましたか? ここはあなたの戦場とは違う場所、正義なき戦場なのです。 あなたの言葉がききたい。


都市同盟領土開放
 5万5千対2万5千、両軍の総力をあげた決戦だったロックアックス戦。 レオン・シルバーバーグ、なぜ囮とわかっているキバの軍を 相手に2万以上も兵をさいた?ジョウイ、なぜ湖東の無傷の領土 --戦略拠点としていたミューズ地区--までを放棄し、全軍を国内 に引き上げた?何やらおきるべくして奇跡はおきて、都市同盟の 全領土がもどった。

 この全同盟が成立している通常の状況なら、産業と豊富な 水をもつ都市同盟の方が、奥地のハイランドより体力ははるかに上 (とプレイヤーには見える)、形勢は逆転だ。ハイランドを丸腰に する和平条約をもちだしたっていいくらいだが(たとえば、武装解除、 王権廃止を条件に和平とか.わーーすごい屈辱的内容,もちレオン・ シルバーバーグに調印させる.ひゃーこれは気分いいなあ. よくも今まで人の国で好き放題してくれたわね.ん?なんかこのゲーム, やってるとプレイヤーの性格がどんどん悪くなってくようなきがしますが^^;), まあしかし、残存する限り絶対また攻めてきそうなお国柄。 1強国支配をつらぬくジョウイが王でいる限り、滅ぼすしか ありませんな。もはや迷わない。ハイランドは消滅させる! 文句いってもむだだぞ、主人公。

ハイランド軍撤退の謎
 どうやら多くの幻水ファンの納得いかない1番が、なぜジョウイが ハイランドについたのか?らしい。私は納得したぞ。レオン・ シルバーバーグの言ってる理由そのままだと思う。 この地に平和をもたらすには、まとまった強い国1つが 支配するのがいいっていう理由。 戦争をなくすのだ、と決意をしたからの1点のようなきがしますが。 俯瞰図でながめれば、ジョウイの心理はいつか、きっとわかってくると 思うのです。

 私が最も納得いかない場面はこれじゃ.ロックアックス戦. なぜ膨大な領土を放棄して国に帰ったのかね、あの軍隊は? 無傷に近いと思われるレオンの軍まで連れて。
 攻略本によると、体制を立て直すためだそうです。いわゆる関ヶ原の 決戦に負けたわけなので、全軍ひいちゃったという。しかし、 山奥(私はハイランドをこう呼んでいる)にもどらなくても、ミューズで 立て直したほうがはやいような気がするのですが。きのせいか。
本項目、いっぱいナマイキいってすみませんでした()。

ハイランド侵攻
 ここからは侵略戦争。あ、主人公、汚名をきるのもリーダー の仕事なので、あきらめるよーに。同盟軍を怖がる住民たち。 サウスウィンドゥに逃げてきたときとまったく逆だ。これで いいのだろうか....?(前言からいきなり弱気^^;)
 プレイヤーとしては、王家を倒したら、ハイランドの名を住民 に返さなくてはいけないと思う。そうしとかないと、いつか、 きっと、反乱がおきるだろう....と先の話はいいとして、 今度はレオン・シルバーバーグ直々にお相手になる。何しろ 前の大負けのときは、彼がロックアックスに駆けつけたときに 既に戦いが終わってたからね!こいつのまるで歴史の審判人 みたいにえらそうなお説教を知っているので、べえーだ、遅かったネ、 もう終わったわよー..とロックアックス城の上から叫んでやりたかった けど、総力戦でメタボロ、そんな余力はこっちにもなかった.

 西部山脈地帯からデュナン湖畔の広大な領土を背に、自信をつけた 同盟軍は初めてハイランドにやってくる.一方的な侵略のつけを 今こそ払っていただきましょう.しかし、激戦のロックアックス戦 の後,休みなしの進軍の上、各地に兵をおいてきているため,実は 同盟軍は傷だらけである.それに対し,ハイランド軍は,ロック アックス戦に出さなかったほとんど無傷の軍がまるまる2万以上 残っている.これもまた、不利な戦いではあった.そう、不利 かもしれなかったけど,総合力はこちらが上、後にはとりかえした ばかりの森と湖の国と人々の声援があるのよ.まよわず、このまま 進軍.
 驚いたのはシュウが「レオン・シルバーバーグと心中」策 をとったこと。マッシュが破門しそうなやつだ、たしかに。 アップルちゃん、これはシュウがあなたを認めたということでも あるんだよ。結局どっちもたすかっちゃうけど。

ハイランドとトラン,都市同盟
 都市同盟、ハイランド、そしてトラン共和国...と、戦争のやり方などをみてみると、 軍事国家赤月帝国の軍を、そっくり引きついだトランが、一番というか群をぬいて 強そうである。竜騎士もいるし戦争慣れてるし将軍はめちゃ優秀だし結束は固そうだし。 坊ちゃん、あなたの作った国、今にしてその強さを実感できます。トランとだけは 今後戦争したくないぞ。デュナンの皆さん、将来ハルモニアと一戦やるなら、必ず トランと同盟してほとんど全部彼らに戦ってもらって、くれぐれも足をひっぱら ないよーに。

最後の戦い
 とうとう、本当に、ハイランドを追いつめた。向こうには 退路はない。ティント、マチルダ、グリンヒル、デュナン湖畔 全域、そしてハイランド南西部...すべて同盟軍の領土だ。 ハイランドが制圧目前だった、彼らがほしくてたまらなかった であろう、水と資源、交易で栄える都市たち....デュナン。 なんだかこれらが今、自分たちの手にあるのが信じられない。 長い長い戦いだった。ねえ、主人公、この国が、人々が 好きでしょ?まだハイランドの方がいいの?私も、人々も 街も街道も森もみんな大好きだよ.

 負けて、負けて、逃げてたどりついたノースウィンドゥの 岬の戦いが頭をよぎる。同じ場面だ....。あの最後かもしれない 戦いで,私たちはあきらめなかった.ジョウイ達は...?
 しかし。こちらも相当戦争経験をつみました.そちら の皇王様にはもーー何度もだまされましたので、ここで甘い顔は できないことはよくわかっております。兵力も戦闘力もこちらが はるかに上、ですが、いきますよ、全力で!

ルルノイエ陥落
 最後なので、大好きなメンバーのパーティ。遠慮して、 軍団長クラスは使わなかったんだよ、今まで。同盟軍の首長 では一番頼りになるテレーズお嬢様もつれていきたかったけど、 パーティには入れられないのよね。ぼっちゃんも山坂こえて グレッグミンスターから連れてくる。 ああ、本当に....あの強かった、恐ろしかったハイランド が滅びる。
 獣の紋章が召喚したラスボス苦労しましたが倒せて、 エンディング。あーのー、ハッピーエンドでかつ、主人公 が王様になるっていうパターンはないのでしょうかね? なんか逃げ出すの悪いような気がするんだな、今回は. 新しい国の首都はミューズ.他にはないでしょう. 少ししかいなかったけど、王国風のグレッグミンスターよりも 庶民的で好きな都市.

罪と罰
 結局、主人公は,いや都市同盟のだれもジョウイを裁かなかった. こらあ何人殺したと思っているんだあ、特にミューズ市民は見殺しだー、 という意見は当然と思いますが、よく考えてくれー、ジョウイの首が とぶなら、主人公も同罪だー.彼の首もとんでしまうー()
 そりゃちょっと昔の戦争裁判みたいに、勝った国が負けた国を裁くなら、 ジョウイの首だけとばしてもいいかもしれない。

 しかしたまたま勝った方が無罪、なのだろうか?たとえば、非武装の市民を 巻き込んだ市街戦になってしまったロックアックスでは、主人公も 同盟軍も市民の憎しみの対象かもしれない.キバ将軍なんかに比べると、 汚い戦い方だ.市街戦になったミューズと同じことを、別の 国に対して主人公側がやったのだ.また、ハイランド侵略では、 完全に民意を無視しているのも、ジョウイの デュナン侵攻と同じ.戦争に正義なんかないし,1人に罪がかぶせら れるものでもないはずだ.

 全責任が1人あるわけじゃないにしても、最高責任者として、 責任をとり、罰をうけるのは2人とも、仕方ないようなきがする. でもこの世界に戦争の罪を裁く人などいない。いったいだれが 戦争の責任をとるのか?この世界でそういうことはないみたいだ.
 町や村できく、指導者の評判....くらいだろうか、裁定を することができるのは.とにかくそういう世界である.

謝辞?
 終わったとたん感謝でいっぱい!というのはなぜ?  全員、紋章ない人も、サウスウィンドウとかの町で会話して、 まだ弱い軍だったころからはげましてくれた通行人さんも、 よくおぼえてます、感謝してます。そんな小さな人たちが いたから、戦えたのかも。
 特に、一番苦労して長く同盟軍にいて、何度も仲間の命を 救ってくれて、最後に何の名誉も地位も手にしなかった、 ビクトールとフリックには、15分くらいムギュっと抱き ついていたいほど、感謝しています。 また....また、会えるよね?

 そりゃ一番感謝しているのは、こんなすごいゲームを 作ってくれた開発スタッフの皆様でしょう。ファミコンの ドラゴンクエスト1依頼、RPG大好きでたくさん やってきたけど、これほど好きになったものはない。 10点満点で20点くらい.しかも,明らかに3がありそうな 終わり方でそれはそれは幸せ、ありがとうございました.


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