強くて、脆くて、華麗な馬、エアグルーヴ。 私の彼女のイメージです。
96年のオークスを勝ったときは普通の強い牝馬くらいにしか 思ってなかったし、その年の秋華賞で観客の歓声（騒音とも言う）に 負けて大敗したときには正直言って「終わった」と思ってました。 だから、翌年札幌記念での復活には驚いたの何のって（大汗）。
でも、同時に秋の活躍への期待で、彼女から目が離せなくなって しまいました。（あ、マーメードSも勝ってたんだっけ・・・でも 牝馬限定戦だから注目してなかった・・・）

そして、秋の天皇賞。「あの」（笑）バブルガムフェロー以下を引き連れて 先頭でゴールする姿に惚れ込みました。何と言っても26年ぶりの牝馬 盾制覇！昨年の天皇賞馬を押さえての優勝だったからカッコいいの なんのって。その年の年度代表馬に選ばれたのが嬉しかったです。

・・・でも、私は、彼女には「がむしゃらに強い」というイメージはありません。 あくまでも優雅で、華麗。そしてカメラのフラッシュや騒音に弱かった 脆さ。そんな自分の脆さによる挫折から立ち直って、その後実力を 発揮し続けた彼女は、本当に素敵な馬でした。

　　　　　　　Written by 育海様


　☆これがエアグルーヴだ！-1：1997天皇賞秋(YouTube)
　　---このレースは実況が最高。「恐ろしい馬ですっ１５頭の男馬を蹴散らした！」。最後の直線、女の子の競馬ファンはみんな絶叫したと思います、グルーヴがんばれって。 他にも１着になってもならなくても、エアグルーヴはいいレースは数多いです。

　☆札幌記念1997(YouTube)
　　---ジェニュインやエリモシックも出ていますが、ぐるちゃん、ぶっちぎり楽勝です。

　☆ジャパンカップ1997(YouTube)
　　---直線でピルサドスキーと２頭でせりあって２着、これもエアグルーヴの 代表的なレースだと思います。３着はバブルガムフェローですが前の２着とはちょっと 離れてます。