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花梨「京にいたら、桓武平氏はこのあと...
義仲と義経に滅ぼされちゃうの!
だから鎌倉に帰ろうよ。八幡太郎義家が育った町だよ。
たぶん、勝真さんは鎌倉にいなくちゃいけないの。
関東八平氏は、全滅に近いほど数を減らした河内源氏に代わり、
鎌倉幕府を立ち上げ、そして承久の乱では、幕府を守るため、
関東の武士だけで全国を相手にして戦うのよ。」
勝真「はあ?またへんなこと言ってるな。
で、全国を相手にして云々...の結果は?」
花梨「....勝つわ!もちろん。」
幸鷹「その鉄製の鐙(あぶみ)は餞別ですからね。
この時代のクツみたいな鐙に比べると、
鞍上の安定度抜群でしょ。馬にぶつけないように
注意してくださいね。じゃ、いってらっしゃい。」
お馬さん「でもご主人、鎌倉までは、源氏の早馬で
夜も走って4日。歩いたら50日ですよー。ホント箱根の
向こうなんかに行くのー?」
龍神「...神子、八葉、
おまえら全員、クビだーーー!」
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